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シングルファザーの再婚率は5%【でも大丈夫です】

 

世間ではシングルファザー(父子家庭)の再婚率は5%前後と言われています。

 

もともとシングルファザーの再婚は厳しいと思っていた方、

この再婚率を知って、「やっぱりシングルファザーの再婚は難しいのか」と思ってしまった方へお伝えします。

 

再婚率は意味がありません。

 

理由は再婚率の算出方法にあります。

 

 

結論

「シングルファザーの再婚率はわからない」が結論です。

当てにならない数字で再婚を諦めるのは間違いです。

その理由を説明します。

 

 

再婚率はわからない

シングルマザー(母子家庭)やシングルファザー(父子家庭)の再婚率の情報は国(厚生労働省など)で統計はされていません。

そのため、ひとり親の再婚については、一般的に予測で再婚率を算出しているのが実情です・・・

つまり実際のシングルファザーの再婚率はわからないということです。

 

 

再婚率の算出方法

では、どのように再婚率を算出しているのか見ていきましょう。

一般的に厚生労働省などで正式に統計されている他の情報から算出することが多いです。

算出する人によって使う情報は多少異なると思いますが、多くの方が、再婚率に関係のあるいくつかの情報を利用して算出しています。

 

①全体の再婚率を算出する

子供の有無にかかわらず、再婚の数は統計されています。

全体の再婚数からまずは、再婚率を求めていきます。

以下は、再婚の件数を表しています。

婚姻件数 夫婦とも再婚またはどちらか一方が再婚
平成25年 660613 173569
平成26年 643749 169977
平成27年 635156 170181

厚生労働省 平成 28 年度 人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」の概況

 

初婚を含めた全体の婚姻件数に対して、再婚の数を割り、再婚率を求めます。

 

再婚率:約27%

※子供の有無にかかわらず男女全ての再婚率

 

この段階で、再婚率が27%まで下がってしまいます。

 

 

②母子家庭、父子家庭の割合を算出する

母子家庭と父子家庭の合計数に対して、父子家庭の数を割り、父子家庭の割合を求めます。

以下は母子家庭と父子家庭の世帯数を表しています。

母子家庭世帯数 父子家庭世帯数
平成27年 793000 78000
平成28年 712000 91000
平成29年 767000 97000

厚生労働省 平成29年度母子家庭の母及び父子家庭の父の自立支援施策の実施状況

 

母子家庭の割合:約89%
父子家庭の割合:約11%

 

 

③母子家庭、父子家庭以外(子供がいない家庭)の割合を算出する

まずは、子供と一緒に同居している可能性が高い年齢(20歳~44歳)を対象に、子供と同居している割合を求めます。

※20歳~44歳を対象とする理由:20歳以下だと子供を産んでいない可能性が高いのと、44歳以上だと、子供が自立して同居していない可能性があるからです。

 

以下は、子供と同居している家庭の割合を表しています。

平成27年
年齢 同居の割合(配偶者有)
20~24 55.5%
25~29 56.1%
30~34 71.2%
35~39 79.6%
40~44 81.0%

総務省統計局 平成27年国勢調査 世帯構造等基本集計結果 配偶関係,年齢(5歳階級),男女別子と「同居している」者の割合

 

配偶者有の同居の割合から子供と同居していない配偶者の割合を求めます。

つまり子供がいない家庭の割合となります。

 

子供がいない家庭の割合:平均31%

 

 

④母子家庭、父子家庭以外、子供がいない家庭の割合を算出する

子供がいない家庭の割合が31%なので、子供がいる家庭は69%になります。

つまり、家庭の69%の中に母子家庭と父子家庭が含まれます。

 

②で母子家庭、父子家庭の割合を算出したので、69%をそれぞれ乗じてあげると、以下の割合になります。

子供なし 母子家庭 父子家庭
31% 61% 8%

 

 

⑤母子家庭、父子家庭以外、子供がいない家庭の再婚率を算出する

④の割合に①の再婚率を乗じてあげると、以下の割合になります。

 

子供なし 母子家庭 父子家庭
8% 16% 2%

 

つまりシングルファザー(父子家庭)の再婚率は2%と算出されるわけです。

 

 

ここまで読んで頂いた方は気づいたと思いますが、シングルファザーの再婚率2%を算出するのに、多くの仮定から求められているだけだということが分かったと思います。

 

仮定で別のデータを用いて無理やり算出された再婚率には信憑性が薄いということです。

 

 

さらに・・・

仮にシングルファザーの再婚率が2%だとして、世の中のシングルファザー全員が再婚を望み、婚活しているでしょうか?

全員が婚活して実際に再婚できた確率が2%ならわかりますが、そんなことはないですよね。

再婚を望んでいない人を除外するとまた再婚率が変わってくると思います。

 

 

まとめ

シングルファザーの再婚率は正式なものはなく、予想でしかないため、

再婚を望んでいるのでしたら、数字には惑わされずに

再婚するためには何が必要か考えて、まずは行動することが大切です。

 

行動しないと再婚率は0%です。

 

シングルファザーの再婚率とは、その人自身の行動によって決まるものということです。

 

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